こんにちは。事務局長のひっしーです。
今日の解散をもって、トムソーヤクラブのサマーキャンプ2024が終了します。
(来週も白州に行って、大学生向けのキャンプ実習を受入れしますが。)
長いもので、2008年からキャンプに関わっているので17回目の「白州」でした。
今年は特に季節の移ろいを感じた夏でした。
キャンプ期間中、白州はたしかにずっと暑かったですが、行くたびに変化を感じるのです。
田んぼ・稲
7月初めのリーダー研修では、田んぼには水が張られており、稲は青々。
7月下旬には、穂が出てきて、白い花をのぞかせていました。
8月下旬には、穂がたれて、徐々に黄色に色づきはじめました。
ホタル
7月下旬、季節外れのホタルを捕まえました。
白州で夏にホタルを見たのは、何年ぶりでしょうか。
ここ数年は全く見なかったのに、今年はたくさん見られたそうです。
羽アリ
上級コース中のある夜、羽アリがたくさん飛んできました。
繁殖期に飛ぶので、一時的なものですから、これもこの時しか見られません。
セミの声
鳴いているセミの声は、アブラゼミに、ミンミンゼミ、ヒグラシと時間帯を変えて鳴いています。
うるさいほど鳴いていたセミの声が、8月後半になると遠くなりました。
なぞの落ち葉
8月19日 6日ぶりのキャンプ場に着いたら、なぞの落ち葉がたくさん落ちています。
葉と未成熟のドングリが枝ごと落ちてる。
「ハイイロチョッキリ」の仕業です。卵を植え付けて、植物の防御反応を避けるために枝を切り落としているらしい。1cmにも満たない虫がこれほど大量の葉を落とすのか、と思うと、すごいです。
これも上級コースまでは見られなかった光景です。
都会では感じにくい、細かな変化を自然豊かな「白州」で感じることができました。
日々では感じずとも、1週間もあれば、季節は進みます。
7月下旬に参加した子も、8月後半に参加した子も同じ「白州」ですが、少しずつ違うのです。
そして、年数を重ねることで見えてくることもあります。
尾白川の水温
確実に、水温は上がっています。
10数年前は藻が生え、石がヌルっと滑ることもありませんでした。
なによりも、川遊びで、唇を青くして、震えて上がる子どもたちが減りました。
赤松の森
松枯れがすすんでしまい、公園内は伐採が進んでいます。
日差しが届くメリットと、木陰が減ってしまったデメリット。
なによりも「尾白の森」の植生が変わりつつあるように感じます。
こうした変化や違いを感じる、気づくことができるようになりたいですね。
来年も少し大きくなった子どもたちと再会できることを楽しみにしています。
私たちも、もっとレベルアップして、キャンプを整えたいなと思っています。
ご参加いただきありがとうございました。
トムソーヤクラブ事務局 ひっしー